【人生は自分で決める!会社は応援する!】内装工から建築士へ。学校に通いながら働く先輩インタビュー
東京を中心に商業ビルや大型施設、マンションや店舗の内装仕上げ工事を手がける有限会社ショウエイ技建です。
突然ですが、建設工事は分業です。私たちがメイン業務としているのはLGS工事(軽鉄工事・軽天工事)、ボード貼り工事です。
建物の下地となる骨組みをつくり、石膏ボードを貼る工事ですが、その前後にもさまざまな工事が存在し、
さらには工事前の全体計画や設計なども含めると建物一つができあがるまでに実に膨大な工程が必要となってきます。
今回ご紹介するMさんは、ショウエイ技建で働いているうちに建築に対する興味がどんどん広がり、現在は学校に通いながら弊社で仕事を続け、建築士の資格取得を目指している若き社員です。
これまでのショウエイ技建での経験、
社長との関わり、
キャリアチェンジを志した経緯、
そして今後の展望など、Mさんの本音に迫りたいと思います!
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目次
東京で著名な建物を手がけて広がった、建築への興味
―Mさんはキャリアチェンジを考えているとのことですが、今はどのような働き方をしていますか?
昨年の4月から、キャリアチェンジに必要な資格を取得するために週に1回学校へ通っています。学校は水曜日なので、その日だけはショウエイ技建をお休みにしています。
自分は今もショウエイ技建の社員なので、仕事は月火木金土の週5日間出ています。入社5年目ですが、自分とショウエイ技建、そして竹井社長との間に信頼関係があるからこそ、できる働き方なのかなと思います。
―5年間で興味が広がって、キャリアチェンジを決意したわけですね。話はさかのぼりますが、ショウエイ技建に入社したきっかけは?
地元は九州になります。最初は地元で内装業の仕事をやっていましたが、ちょうどその頃はオリンピックを数年後に控えている時期で、「せっかく建設業に従事しているのだから、オリンピックに関係する工事の仕事をしたい」と思うようになりました。そこで、東京を目指し、オリンピックに関係する工事ができる会社を探し始めたのです。
いくつか会社をまわりましたが、ショウエイ技建に面接に行った際に「オリンピックの仕事をやる予定がある」と言われたので、ここで働こうと即決しました!
これもご縁ですが、それが今日まで続いているので、あの時にショウエイ技建に巡り会えてよかったと思っています。
―視野が広がり、具体的には建築のどのようなことに興味を持ったのですか?
商業高校出身なので、建設業のことはよくわからずにこの仕事を始めました。今考えてみると当たり前なのですが建設業は分業制です。
内装の仕事をしながら、実は「いつか設計もできる」と思っていたのですが、いつまでたっても設計をやることはなく、「あれ…なんだか思っていたのと違うぞ」と。
自分は人の仕事を見るのが趣味みたいなもので、内装の仕事をしながらも現場に居合わせた他の職種の人たちの仕事をいつも見ていました。
なんでこんなやり方をするのだろう?
なんのためにやっているのだろう?
など、いつも頭の中はクエスチョンだらけでした。
同じ建設業なのに、こんなにも多くの種類の仕事があるということに常に驚いていましたね。
また、ショウエイ技建の仕事は規模の大きい現場が多いので、ビルや商業施設のことはわかるようになりますが、一方で住宅のことについては全く知ることがありません。何年仕事をやっていても、自分の知っていることはまだまだ一部なんだなと実感するようになりました。
キャリアチェンジを決意。夢は大きく一級建築士
―そこから、あらためて建築を勉強しようと思ったのですか?
ショウエイ技建で多くの建設現場を経験しましたが、図面通りに施工しながらも、「どうしてこのような形になっているのだろう」と、だんだんと自分の興味が“設計”に向いていきました。やがてその道に進みたいという気持ちが強くなり、思い切って建築士の資格を目指そうと思うようになったのです。
しかし、資格の勉強をすると決めたのは、妻からの勧めがきっかけでもありました。
コロナ禍で時間に余裕があった時期に、妻が「こんな時だからこそ、資格でも取ってみたら?」と提案してくれたのです。
最初は二級建築士の資格取得を考えたのですが、せっかくなので目標は高く一級建築士を目指すことにしました。
―一級建築士!大変だと思いますが、夢が広がりますね! 建築士の勉強は面白いですか?
とても面白いですよ。こんなにも建築って奥が深かったのかって、自分でもびっくりしています。
自分は昔からとにかく勉強が嫌いで、大学へ行かなかったのも勉強をやりたくないという理由なのですが、今になって「何で勉強しなかったのだろう」って思います。
この歳になってあらためて勉強をすると発見だらけです。今まで何気なく見ていた建物一つとっても今では構造やつくりまでわかるので、物の見方が変わりました。建築の勉強をすることによって視野が広がり、将来の選択肢も増えました。
「自分の勉強はショウエイ技建のメリットにならないのでは?」そんな迷いを竹井社長の一言が吹き飛ばす
―資格取得を目指すと決めた時に、会社(ショウエイ技建)も辞めようとしたと聞きましたが、どうしてそのように考えたのですか?
それは、建築士の勉強をすることがショウエイ技建の業務内容ではダイレクトに貢献できないと思ったからです。というのも、一級建築士を目指すということは、資格取得後に会社を辞めて設計事務所に転職することが前提なので、自分が勉強をしているという事実がショウエイ技建にとって一つも利益になりません。
辞めることがわかっているにもかかわらず、環境だけ与えられてお給料もしっかりもらうということが申し訳なく思ったのです。
しかし、全てを社長にお話しした時に、竹井社長は「何年かかるかわからないのだから、資格を取得するまでは働けばいい」っておっしゃってくれたのです。社長としての葛藤もあったと思いますが、そんな風に言われて社長の器の大きさや社員に対する深い愛情を感じました。正直びっくりもしましたが、本当に嬉しかったです。自分もショウエイ技建に対して不満があって辞めようとしていたわけではないので、ありがたく社長の申し出を受けることにしました。
―お二人の絆を感じます!日頃から竹井社長とはどのような関係ですか?
自分は社長と二人で行動する機会が結構あるのですが、お互いよく喋りますし、冗談を言い合ったりすることもある気さくな関係ですよ。もちろん社長と社員なので、友人のような関係とも違いますが、かといって壁があったり距離が遠かったりということもなく、言いたいことを言い合えるフランクな関係だと思います。
飲みに行くこともありますし、こちらの家族のことも気にかけてくれます。父親みたいと言うと怒られそうなので(笑)、面倒見のいいお兄さんといった感じですね。
社員に本気で向き合ってくれる竹井社長は貴重な存在
―Mさんから見たショウエイ技建はどんな会社ですか?
純粋に“いい会社”だと思います。本当にそう思います。
まず、みんな優しいです。
建設業ってどうしても“当たりがきつい“人が多いように思われがちですが、ショウエイ技建に限っては全くそんなことはないです。感情で何かを言ったり、不当に怒鳴ったりするような人は誰もいません。みなさん思いやりがあり、「これを言ったら相手はどんな風に感じるかな」と考えながらコミュニケーションをとっている印象です。
そうかと言って物静かなわけではなく、休憩時間などは冗談を言い合ったり軽口を叩いたりしながら賑やかに会話しています。社長と社員も仲がいいですが、社員同士も仲がいいですよ。休みもしっかり取れますし、手当も充実しているので、働きやすい会社だと思いますね。
―まだ次の仕事を始めるまで道のりはありますが、振り返って、ショウエイ技建で働くことができてよかったなと思う点は?
やはり、社長と出会えたことですね。
二人で過ごす時間が多かったので、たくさん勉強をさせてもらいました。竹井社長は建設会社の社長なので、業界に関する知識や経験は豊富にあるのですが、それだけではなく社会全般に関しても知見があるので、どんな話をしてもきちんと返してくれるのですごいと思います。
社長とは雑談も多くしますが、一方で社会問題や政治についての話をすることもあります。社長が話してくれるので、社会のことにより興味を持つようになりました。
自分の意見に対して、社長個人としての見解を誠実に返してくれて、
そんな人、そんな機会はとても貴重です。本当にありがたいです。
社員の好奇心に対して、ここまで本気で向き合ってくれる社長はなかなかいないと思います。
キャリアチェンジ後のショウエイ技建との関わり
―唐突ですが、建設業の魅力って何だと思いますか?
テレビのコマーシャルでも言っていますが、建設業は地図に残る仕事です。
自分の仕事が目に見えて、「ここ、俺がやったな」って実感できるのは建設業の醍醐味だと思います。
また、建設業の仕事はチームプレーなので、仲間と一緒に何かをつくりあげたという達成感も建設業ならではだと思います。みんな得意不得意がありますが、それぞれのスキルを持ち寄って、力を合わせて一つの建物をつくっていく過程はやりがいがありますよね。一人では決して達成できないことでも、力を合わせれば達成できる。このチームプレーも建設業の魅力だと思いますよ。
―最後に、目標に向けた意気込みをお願いします!
キャリアチェンジをして一級建築士を目指すのは勇気のいる決断でした。ショウエイ技建を辞めることもそうですが、試験に受かってどこかの事務所に就職したとしても環境がガラッと変わるわけですから、全てがこれまでのようにはいきません。でも、一方でワクワクした気持ちもあり、飛び込んでしまえばきっとなんとかなるのではないかと思っています。
こんな風に気持ちよく次のキャリアへ向かうことができるのも、竹井社長の器の大きさのおかげだと思います。竹井社長は会社の社長でありながらも、会社の利益より社員の成長を優先させているようなところがあるような気がします。成長というのは、会社にとって貢献できる社員として成長するということではなく、本人が充実した人生を送るための人としての成長を考えているのではないでしょうか。
社員である前に一人の人間なので、自分の人生は自分で決めればいい。そして、自分で決めた人生を全うして、幸せになって欲しい。竹井社長はそう言ってくれたので。
自分は竹井社長の想いを受け止め、精一杯頑張って自分の夢を実現します。竹井社長は「設計士になったら、うちに仕事をくれ」って言いますが(笑)、それはまさにこちらも考えていることで、関係が変わってもまた目標を共有してチームとして仕事をしたいなと思っています。
ショウエイ技建の社員の皆さんも竹井社長も自分にとっては一生切れることのない仲間なので、同じ建設業にいる限りこれからも積極的に関わりを続けていきたいと思っています。